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【共働き妊活】不妊治療のリアル

共働き妊活




hico

こんにちは、hicoです。

わが家は現在、不妊治療中です。

私自身、働きながらの不妊治療は大変なことも多いですが、何とか周りの協力を経ながら続けることができています。

今回は、仕事を続けながら不妊治療を続ける私が、リアルに感じたことをまとめました。

これから妊活・不妊治療をスタートさせる方の中には

  • 共働きの妊活ってどうなの?
  • 仕事と不妊治療は両立できる?

という疑問や不安を抱えていらっしゃる方も少なくないと思います。

今回は、現在不妊治療中の私が実体験を通して感じたことをリアルにまとめました。

働きながらの不妊治療について、何方かの参考になればうれしいです。

不妊治療お金かかり過ぎ

保険適用外の治療のお金。かかり過ぎです。

だんだん金銭感覚がおかしくなってきます。

病院のお会計で普通にウン万円飛びます。

価格設定は病院により様々ですが、
採卵や移植の際は、ゼロひとつ多いお会計になるイメージですね。

私たちの場合は、

  • 検査
  • タイミング法
  • 人工授精
  • 採卵
  • 移植一回

までで軽く治療費は100万円は超えています。

それ以外にもサプリメントや鍼灸などの治療費を考えると…
ゾッとする金額になります。

中には市と県療法から助成金がもらえたり、勤めている会社で補助が出たりするケースもあるそうです。

ほとんど手出しなしで治療できる場合もあるようですがレアケースかなと思います。

ありがたいことに令和3年度からは特定不妊治療支援事業の対象者について所得制限が撤廃され採卵~移植までで30万、移植で10万の助成金を受けれるようになりました。

しかし、それでも全然足りないよ…、というのが本音です。

令和4年度からの保険適用が待ち遠しい…。

ポイント
  • 不妊治療にはある程度まとまったお金が必要

不妊治療仕事休み過ぎ

働きながらの不妊治療で私が一番大変だと感じることかもしれません。

ちなみに私は不妊治療中であることを職場には伝えていません。

不妊治療中は常に周期に振り回されており、卵胞の発育具合や採血の結果次第で、

「じゃあ、次は明後日来れる?」
「人工授精は明日にしようか。」

と突然予定が入ることなんて当たり前。


自分の周期とクリニックの診察時間に合わせて勤務を調整する必要が頻繁にあります。

毎回決まった曜日・時間に排卵してくれれば良いですがそうもいきません。

不自然な勤務変更や遅刻・早退で職場へ迷惑を掛けてしまうことも少なくありません。
仕事と治療のスケジュールを調整するのは本当に大変です。

また、たくさんのお薬を使ったりするため体への負担もそれなりにあります。
私は採卵後、体調を崩してしまい一週間会社を休みました。

私の勤務先は、不妊治療中であることこそ話していませんが、勤務変更や休暇には柔軟に対応してもらえるのでかなり助かっています。

フルタイムでも職場の理解や協力がないと不妊治療を続けるには難しいことが多いなと感じることが多いです。

ポイント
  • 治療に合わせて仕事のスケジュール調整が必要
  • 不妊治療に理解のある職場だと治療に専念しやすい

待ち時間長過ぎ

特定不妊治療支援事業の指定医療機関になっているクリニックは、まぁ、どこも混んでいます。

予約していても1、2時間まちなんて当たり前。
病院で診てもらうためだけ半日潰れてしまうなんてことはよくあります。

どのくらい待ち時間が発生するのか全く読めないので午前中にクリニックへ受診して午後からは出社を予定していたのに間に合わないなんてこともありました。

平日の夜診は込み合っていることも多いので、仕事終わりに受診して家に帰ったら21時、22時なんてこともあります。

途中外出ができるクリニックや、電話呼び出しが可能なクリニックなどは便利だと思います。

自分の番号が呼ばれるのを、ただひたすら時間を潰しながら待つ時間が本当に長く辛いです。
特にやることもないのでひたすらスマホで時間を潰しています。

ポイント
  • クリニックでの診察待ち時間は基本的に長い

お薬多過ぎ

これは治療の種類にもよりますが、体外受精へステップアップしてからの特に移植周期(ホルモン補充)のお薬の量がとんでもないです。

私はアンタゴニスト法による卵胞刺激で採卵を行いました。
採卵周期は、採卵日までの注射が毎日10日間程続きます。

ホルモン補充周期ではリセットの翌日からお薬が始まります。
参考までに私が飲んでいるお薬の種類です。

  • ジュリナ 15錠(1回5錠×1日3回)
  • ルトラール 6錠(1回2錠×1日3回)※1
  • ウトロゲスタン膣座薬 3錠(1回1錠×1日3回)※1
    この3種類を8時間置きに服用
  • プログラフ 2錠(1回1錠×1日2回)※2
    12時間置きに服用

※1 移植日の5日前より開始
※2 移植日の2日前より開始

これだけの量の薬をきっちり時間を守って続けなくてはいけません。
仕事中でも必ず服用しなくてはならないので、会議中など席を外せないときが困ります。
適当に御手洗い等、理由をつけて何とか服用できていますが。

クリニックの方針や人によると思いますがこのお薬は陽性判定後も続きます。

毎日、薬のスケジュールに縛られながら生活するのは結構ストレスです。
アラームをセットしたり、薬ひとつひとつに日付を記入したり工夫すると飲み忘れの防止になります。

ポイント
  • 治療の種類によっては大量のお薬の服用が必要になる

妊婦・子連れ羨まし過ぎ

これは働きながらということに限ったことではないと思いますが、妊婦さん・子連れのお母さん、羨まし過ぎます。

通勤中に見かけるマタニティマークや職場の妊婦さんに心が苦しくなることもあります。

もちろんおめたいことで、幸せなことなのでこんな黒い気持ち良くないことは重々わかっていますが、それでも時々苦しくなります。


治療がうまくいかない時、幸せそうな人を見て「あぁ、こんなにお金も時間もかけても私には赤ちゃんが来てくれない」と気持ちが沈んでしまうこともあります。

自分より後に入社した人や、年下の人の妊娠の知らせは特にグサっと来ます。

この気持ちは不妊治療をしたことがある人にしかわからないのかもしれません。
治療したこそ感じる気持ちで決して自分を責めることはないと思います。
治療中の多くの方が感じることです。

私は落ち込んだりしつつも、ぜったい産休・育休取ってやるぞー!と内心思いながら執念を燃やしています。

ポイント
  • 苦しい気持ちになることもある

おわりに

不妊治療とはまるで出口のないトンネルをひたすら歩いているような感じ。

私も以前は、結婚したら子供ができることが当たり前だと思っていました。

  • まさか自分が妊娠できないなんて
  • まさか自分が人工授精をするなんて
  • まさか自分が体外受精をするなんて

そんなまさか、の連続の日々でした。


仕事を続けながらの不妊治療は、想像以上に大変です。

しかし、何とか働きながらも夫と協力しながら治療に励むことができています。
何より治療費を稼がなければ!の一心(笑)

今回の私の体験を通して感じたことは、これから治療を考える方への決して脅しでも何でもありません。

これだけ大変でも何とか治療を続けることができている人がいるんだ、と前向きに捉えて貰いたいです。

「赤ちゃんが欲しい」という強い思いで治療を続けている方はたくさんいます。
(クリニックの待合いを見てください!)

私自身もまだまだ先は見えない中ですが治療を続けている一人です。
不妊治療中の方、これから治療を考えている方、一緒に頑張りましょう!

令和4年度からの保険適用へ向け、もっともっと不妊治療の知識や理解がたくさんの人に広がって欲しいなと思います。